暇なので Yellow Dog Linux on PS3 を整備して遊んでいました。 以下に GL Excess / Ruby を動かすまでの作業をメモしておきます。
- root で作業してください。
- Yellow Dog Linux 6.0 は PS3 にインストール済みであるとします。
まずは /etc/X11/xorg.conf を編集。 GLX 拡張をロードするため、"Module" セクションに次のように追記します:
Section "Module" Load "dbe" Load "extmod" Load "fbdevhw" Load "freetype" Load "type1" #Load "dri" Load "glx" # ←この行を追記 EndSection
X Window が起動中の場合、編集終了後にを再起動を (Ctrl+Alt+Backspace)。まだ起動していないなら startx を。問題なく起動することを確認してください。
次に freeglut のインストール。パッケージ化されているのですぐに終了します:
[root@localhost ~] yum install freeglut ... [root@localhost ~] yum install freeglut-devel
続いて Ruby 1.9.0-4 をビルド&インストール。すでに Ruby 1.8.5 がインストールされているので、ここでは Ruby 1.9 の関連プログラムが ruby19 や gem19 といった名前となるよう、--program-suffix で指定しています:
[root@localhost tmp] wget ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/ruby-1.9.0-4.tar.bz2 ... [root@localhost tmp] tar xvjf ruby-1.9.0-4.tar.bz2 ... [root@localhost tmp] cd ruby-1.9.0-4 ... [root@localhost ruby-1.9.0-4] ./configure --program-suffix=19 ... [root@localhost ruby-1.9.0-4] make && make install
ここまでで /usr/local/bin/ruby19 や /usr/local/bin/gem19 などが利用できるようになっています。 あとは ruby-opengl のインストール。ソースパッケージのダウンロード、ビルド、拡張ライブラリのインストールが自動的に実行されます:
[root@localhost ~] gem19 install ruby-opengl
GL Excess / Ruby を動かしてみます。一般ユーザーに戻って作業しても OK です。
[lt140@localhost tmp] wget http://sites.google.com/site/ltsevenscore/archives/glxsruby-20091223.7z
... [lt140@localhost tmp] 7z x glxsruby-20091223.7z ... [lt140@localhost tmp] cd glxsruby ... [lt140@localhost glxsruby] ruby19 glxs.rb -s 9
写真は PS3 上の X Window で動く GL Excess / Ruby。 GPU Acceleration が効かないので遅いです。酔狂もいいところ。 ちなみにディスプレイは BRAVIA 。遊び道具をありがとうございます>ソニーグループ御中