Nov 29, 2009

qt4-qtruby を Windows で : ツール導入編

Ruby から Qt を利用するための qt4-qtruby を Visual C++ 2008 Express Edition で利用できるようにするまでの作業メモ。
長くなったので「ツール導入編」「qt4-qtrubyビルド編」に分けました。

Perl

  https://www.activestate.com/activeperl/downloads/

から ActivePerl-5.10.1.1006-MSWin32-x86-291086.zip をダウンロード。 ここでは D:\Perl 以下にインストールした。

CMake

  http://www.cmake.org/cmake/resources/software.html

から cmake-2.8.0-win32-x86.zip をダウンロード。適当な場所へ展開しておく。パスを通すのは後で。

Ruby

1.9.1-p243 を利用。VC++2008 でのビルド手順はこちらで。
OpenGLを利用したい場合はこちらで。

ここでは d:\ruby19 にインストールする。
qt4-qtruby ビルド時に、インクルードパスを2個以上設定する方法が無い。これでは
ruby19/include/ruby-1.9.1/i386-mswin32_90/ruby/config.h
を見つけられないため問題となる。今回はこの config.h を
ruby19/include/ruby-1.9.1/ruby/config.h
としてコピーしておくことで対処した。

Qt : インストール

  http://qt.nokia.com/downloads

から qt-sdk-win-opensource-2009.04.exe をダウンロード。ここでは D:\Qt にインストール。

OpenSSL

Qt の側は OpenSSL のサポートを外せるものの、qt4-qtruby 側でそれができない(ガード無しで QSslSocket を参照してしまっている)。

  http://gnuwin32.sourceforge.net/packages/openssl.htm

から入手。
> cd openssl-0.9.8h
> ms\32all.bat
でビルド。ヘッダーファイルは
d:/Qt/2009.04/qt/include/openssl
に配置。

※ヘッダーファイルがシンボリックリンクになっていて使えない場合は

  http://downloads.sourceforge.net/gnuwin32/openssl-0.9.8h-1-lib.zip

を展開した内容から include のみを
d:/Qt/2009.04/qt/include/openssl
に配置することで対処。

ライブラリ(out32dllフォルダにある ssleay32.lib, ssleay32.dll, libeay32.lib, libeay32.dll) は
d:/Qt/2009.04/qt/lib
にコピー。

Qt : ビルド

"Visual Studio 2008 コマンド プロンプト" から、
> cd d:\Qt\2009.04\qt
> configure -release -shared -qt-zlib -qt-gif -qt-libpng -qt-libtiff -qt-libmng -qt-libjpeg -no-qt3support -no-webkit -no-scripttools -openssl-linked OPENSSL_LIBS="-lssleay32 -llibeay32" -fast
> nmake

qt4-qtruby ビルド編」に続きます。

No comments:

Post a Comment